2016年7月7日木曜日

とにかくコワーキングスペースをやってみた

2014年7月15日に大阪難波の地でコワーキングスペースをオープンしました。


『コワーキングスペースって何?』ってよく言われました。


去年8月1日梅田に出店したりで、この2年で多くの方にご利用いただき知っていただけたのではないでしょうか?


利用者から見て一言でいうなら『庶務サービスの提供』

・仕事、勉強ができるスペース

・スペースを綺麗に維持する

・何か困っていることがあれば文具や備品をお貸ししたり、いろんな相談も

一人でもグループでも使う方にとって必要、快適なサービスを提供します。


時に自習スペースに、時にプレゼン会場、グループ勉強会に


類似のサービスは、自習室、シェアオフィス、カフェ、レンタルスペース、公民館、コミュニティ施設、図書館・・・

いろいろあるけれど、結局色んな決まりやルールがあって利用者目線で使い方が考えられていないところを埋めているのがコワーキングスペースだと思います。

デスク・テーブルワーク中心に、一時利用も、長期利用もできたり、仕事以外にもつかえたり・・・

朝から夜のスタッフが電車で帰れる時間まで営業だから利用者も時間に余裕があります。

場所も駅近く街中で人通りのある、夜でも安全な立地だったり


それに何時からでも使えるようにスタッフが常駐


コワーキングスペースの経営は初めてだから、すべて一から考え今も考え続けています。


最近はコワーキングスペース経営をやってみたいという方もいらっしゃいます。

で皆さん始めちゃいます。

コワーキングスペース経営って本当に難しいよ、正直言って儲からないとお伝えするのですが・・・


ものを売るのではないのでなかなか利用者がなく、うまく広告宣伝しなければなりません。
料金もあまり高く設定するわけに行きませんし、そもそもいくらが妥当か決めるのも難しいです。

利用者はオープン当時一日2,3人・・・
一年後に一日平均30人、2年後は40人といったところ、おかげさまで週末50人超える日も珍しくなくなりました。 月や年でご契約頂いている方、回数券をご購入の方含めると継続利用は常時100人ぐらいでしょうか。 2年経った難波で会員登録数は約3000人、1年経った梅田で1000人弱です。


人件費も大阪や東京などの都市圏は賃金が高いですし、家賃も高いです。

サービスもコーヒーやウォーターサーバー付けたり、空調の電気代、ごみ処理代、消耗品代も掛かります。

チラシ代やWeb広告代など広告費もかかりますし、税金も掛かります。


とにかく経営目線と利用者目線でサービスと料金をどうするか考えることが続きます。

2015年11月初めて価格変更、2016年4月2回目、そして今月新料金でこれが最後の変更になるのかといった変遷をたどっています。利用者の声を反映して微調整、採算がとれる設定になったと思います。



競合するコワーキングスペースは増え続けている一方で、止めていくスペースもあります。


いろんな理由で始められているので何とも言い難いのですが、ほんと民間のスペース経営は苦労します。 


何とか3年目に入りようやく先の生計が見えてきました。


もし今コワーキングスペースを始めるのなら、地方都市でしょう。

起業・創業支援を行政が取り組み、家賃補助が受けられればより実現性が高まります。

転入人口を増やす政策になるからやってみたいですね。

新しい目線でまちづくりに取り組む考えをこれからブログに書いていこうと思います。